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有頂天家族2 12話

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駆け足でしたが、大団円でした!

矢三郎と弁天の駆け引きが見える会話が好きなので、最終回にそんなシーンが久しぶりに見れて嬉しかったです。

電車を2代目の家にぶつけるという悪い提案をする矢三郎と、その提案に乗っかる弁天。

狸の会議に場所を提供してあげて、家を破壊されてしまう2代目。

矢三郎達が降りてきたとき、早雲は自分の人姿に戻っていましたね。

相変わらず天満屋も寿老人も人間離れしていますが、人間は業が深いのか・・・

兎にも角にも、天満屋と早雲の悪事をはたらいた者同士、鬼に掴まって地獄へgo。

海星を偽右衛門騒動に巻き込んで危険にさらしてしまったことを地獄で反省してください!

弁天にはがされてしまいましたが、2代目に折り重なっていた狸たち可愛い。

そして2代目と弁天のバトル再び。

二人共なりふりかまわずのバトルでした。

2代目が辛くも勝利を納めましたが、家も大切にしていた家財道具も失ってしまいました。

赤玉先生が威厳のあるところを見せるのですが、2代目の心境があまり理解できず・・・

もう少し2代目の話を掘り下げてほしかったかなぁ、と思います。

2代目が弁天に似た女性が好きだったこと、それを赤玉先生に反対されて負けたこと、親子で女性の好みが似ていたことは読み取れましたが、2代目の涙の理由がいまいちピンとこなかったです。

一方、下鴨家は矢一朗と玉欄が結婚し、矢三郎と海星が許嫁に戻ったりと、明るい話題が続きました。

金閣銀閣は本物の呉一朗に根性を叩き直されることとなりましたが、下鴨家にはずーっとちょっかい出していくのでしょう(笑)

弁天に必要なのは狸などではないと矢三郎のモノローグが入りました。

弁天と矢三郎と海星の三角関係に答えがでてしまいましたね。

人間でも天狗でもない弁天は、どっちの世界にも完全に属していないし、かわいそうな人ではあります。

不器用なお人です。

2代目もまだ自分は天狗にはならないというようなことを矢三郎に言っていましたが、ずいぶんと声のトーンが以前とは違うようです。

心境の変化ですね。

海星と矢三郎も前より少し素直になって会話しているように感じました。

矢三郎の祖母と会話するシーンがとても暖かくて、狸らしくて良かったです。

背中合わせで座っている矢三郎と海星の雰囲気も暖かでした。

狸界の未来は明るいという希望に満ちたエンディングでしたね。

アニメ完走したので、ぜひ原作を読みたいと思います。

原作がまで出ていないそうなので、いつになるかはわかりませんが、3期も来ると確信しています!

 

有頂天家族 二代目の帰朝 (幻冬舎文庫)