ハウエルズ家のちょっとおかしなお葬式
2007年のイギリスブラックコメディです。
父親のお葬式と妻からの引っ越しのプレッシャーでストレスがたまるダニエル。
色々とハプニングが起きるお葬式なのですが、のっけから間違った人が入った棺桶が運ばれてくるというありえない状況に、ダニエルの平常心はどこかへいってしまいます(笑)
お葬式をきっかけに、家を出てニューヨークで暮らす人気作家の弟ロバートも久しぶりに家に帰ってくるのですが、ダニエルも作家志望なので、人気作家の弟と比べられて更にストレスを感じることに。
従姉妹のマーサも、親戚が集まるこの機会に、婚約者を家族に紹介しようとするのだが、色々とハプニングが起きて・・・
お葬式という故人を偲ぶ大切な日に錯綜する人間関係。
ダニエルは弟への劣等感や、家族の面倒を押し付けられたという弟への不満と、妻から父親の死を機に実家を出ることへの執拗な催促にうんざり。
ダニエルはきっと真面目な人なのでしょう。
厄介ごとを背負ってしまってパニクる姿には同情します。
一方ダニエルの従姉妹マーサの婚約者サイモンは、マーサの父親に好印象を持ってもらおうと考え、ナーバスになっていました。
お葬式という不幸があった時に婚約と同棲の話を持ちかけるのはどうかという正論を述べるサイモンに、マーサは、いいの!と強気です。
マーサの弟トロイを迎えにいった先で、トロイが作った幻覚作用があるドラッグを知らずに、マーサは気を落ち着ける為にサイモンに飲ませてしまうところから、サイモンの一日は狂うことになります(笑)
初めて親戚に会わせるのに、ドラッグで幻覚を見ているサイモンはものすごく挙動不審な変人で、庭の鶏のオブジェに話しかけたり、にやけながらフラフラ歩き回ります。
そして式の最中に、サイモンは、棺桶が動いてる!中に人がいる!と叫んで棺桶を開けてしまい、中から亡骸がこぼれ落ち会場は大パニックに。
ここからはお葬式なのに怒涛の不謹慎なハプニングが続きます。
テンポがいいです。
最後には騙されたかのように、なんだかいい話な感じにまとまっているので、さすがなコメディ映画です。
★★★★☆
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