L.A.コンフィデンシャル
1950年代のロサンゼルスを舞台にした映画。
マフィアの幹部が逮捕されたことによる混乱の中で起きる事件を通して、警察の腐敗が暴かれていくというお話。
クリスマスの日に酔っ払った警官が、メキシコ系移民の容疑者に暴力を加えるという警察の信用を落とす事件が起こり、その事件で離職することになった刑事がコーヒーショップで他の客と共に殺される。
警官が容疑者に暴力を奮ったという仲間の不正を証言することで、新人のエドは昇進し、そのせいで他の警官からやっかいもの扱いされる。
エドと共に捜査することになったジャックは、テレビドラマのテクニカルアドバイザーとして有名だが、裏ではゴシップ紙記者に情報を流して私腹を肥やしている腐敗した警官の一人。
コーヒーショップで殺された元刑事の相棒だったバドも捜査にあたるが、エドが相棒を踏み台に昇進したことに反感があり、独自に調査し犯人を追う。
捜査をするなかで、娼婦の容姿を有名人に似せて整形する売春組織の名があがってくるのだが、容疑者の一人であるリンとバドはお互いに惹かれあうようになる。
伏線がたくさん張られていて、点と点を結びつけて推理していく作業はワクワクしますね。
エドがリンに欲情したシーンはちょっと理解できませんでした・・・笑
据え膳なのか?
あと、自分は白人というか外国人の顔が見分けられないので、バドとジャックの見分けがつきにくくて時々混乱しました。
なんだかんだで結果的に、正義感で動いていた警官のエドとバドが生き残ったというのは興味深いです。
エドは警察が警察内の不祥事を公にすることはないとわかっていて、それでまた出世。
エドがトップに立って警察のその腐敗した体制を崩せるかというと、それはまた疑問です。
ところで、この映画は今年で製作から20周年なのですね。
これを期に見返してみるのもいいでしょう。
★★★☆☆
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