この世界の片隅に
ほんわかした絵柄と天然な性格のすずさんにのんさんの声が合ってましたね~
周作さん役の細谷さんは広島出身ですし、自然な演技はさすがです。
題材は戦争時の広島ということで、私たちはみな何が起こるかはわかっているわけですが、戦争の悲惨さを訴える目的の映画ではなく、すずさんの人生を追っている映画なのでとても観やすかったです。
戦争時でも毎日を暗く生きていたわけではなく、人はその環境の中で力強く生きていけるのだと感じました。
配給が少なくなってきても、すずさんが楽しそうにお料理をするシーンはとても印象に残りますね。
この映画が暗くならないのは、すずさんの前向きさや可愛らしいさのおかげでしょう。
すずさんが哲の課題の絵を描くシーンなどはすずさんの絵になる演出が素敵でした。
あの爆発に巻き込まれるシーンも花火がちかちかするような白黒の絵の演出が効いてました。
原作は未読なのですが、りんさんにまつわるエピソードは映画ではほとんどカットされていたようで・・・
周作さんの”選ばなかった過去”についての台詞や、すずさんの苦悩は原作を読むと補完できそうですね。
2つのエンドロールも見逃せない内容になっていて、最初から最後までじっくり視聴しました。
それでも見返したい部分が結構あり、何回も繰り返して観たい映画です。
★★★★☆
神撃のバハムート VIRGIN SOUL 18話
長かった!休みすぎでしょう、もう待つのが長かった~!
前話では王様と両思いなのを確認したニーナ。
ドラゴンに思い通りに変化できるようにもなりましたね。
18話はアザゼルさんが面白かったです♪
すねたりかっこよかったりアザゼルさんとムガロちゃんのコンビも久しぶりですね。
ファバロとニーナの師弟関係も見ていて楽しいです。
ファバロのチームがみんな揃って賑やかになりました。
私的に1期のキャラがわいわいしているシーンが好きです。
さて、ジャンヌの方はどうなっていくのでしょうか?
ムガロちゃんがこれからどうするのかも注目です。
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オールユーニードイズキル
日本のライトノベル原作のハリウッド映画化ということで話題になってましたね。
英題はEdge of Tomorrowです。
最初は頼りなかったトムクルーズ演じるケイジが、ループをする度に訓練を重ね記憶を蓄積して逞しくなっていく様子が、最初から強いヒーロー像とは違いますね。
最近のライトノベル原作のループ物といえばリゼロがありますが、死がループの発動条件になっているのと、記憶を引き継げる点はこの映画と同じです。
仲間が死ぬのを何回も見るのは辛い。
映画は尺がそこまでないですが、リゼロのスバルが正解を探して苦しんで死んで死んでループをする絶望を彷彿とさせました。
最終決戦を前にケイジはループの脳力を失って、1度きりの勝負に挑むのは熱いです。
ご都合主義ともいえなくもないですが、最後にオメガを倒し、その体液を被ることでまたループが発生しハッピーエンド、というのは視聴後すっきりできてよかったです。
堅苦しく重苦しくなくて、いいエンターメント作品してると思います。
★★★☆☆
ユージュアル・サスペクツ
1995年のアメリカ製作サスペンス映画。
存在するかもわからない都市伝説のような”カイザー・ソゼ”というギャングにまつわるミステリー。
カイザー・ソゼの正体とその目的を暴けるのか!?
映画内では時系列がいったりきたりし、場面転換が多いこともあって、物語を追っていくので精一杯でした。
何が真実で何が嘘なのかは、映画を何回も見て考察しないと難しそうです。
小学生のころシャーロックホームズや赤川次郎の探偵物や推理物が好きだったので、謎解きは楽しめました。
当時に話題になり、アカデミー賞を受賞したのもうなずけます。
★★★★☆
ハウエルズ家のちょっとおかしなお葬式
2007年のイギリスブラックコメディです。
父親のお葬式と妻からの引っ越しのプレッシャーでストレスがたまるダニエル。
色々とハプニングが起きるお葬式なのですが、のっけから間違った人が入った棺桶が運ばれてくるというありえない状況に、ダニエルの平常心はどこかへいってしまいます(笑)
お葬式をきっかけに、家を出てニューヨークで暮らす人気作家の弟ロバートも久しぶりに家に帰ってくるのですが、ダニエルも作家志望なので、人気作家の弟と比べられて更にストレスを感じることに。
従姉妹のマーサも、親戚が集まるこの機会に、婚約者を家族に紹介しようとするのだが、色々とハプニングが起きて・・・
お葬式という故人を偲ぶ大切な日に錯綜する人間関係。
ダニエルは弟への劣等感や、家族の面倒を押し付けられたという弟への不満と、妻から父親の死を機に実家を出ることへの執拗な催促にうんざり。
ダニエルはきっと真面目な人なのでしょう。
厄介ごとを背負ってしまってパニクる姿には同情します。
一方ダニエルの従姉妹マーサの婚約者サイモンは、マーサの父親に好印象を持ってもらおうと考え、ナーバスになっていました。
お葬式という不幸があった時に婚約と同棲の話を持ちかけるのはどうかという正論を述べるサイモンに、マーサは、いいの!と強気です。
マーサの弟トロイを迎えにいった先で、トロイが作った幻覚作用があるドラッグを知らずに、マーサは気を落ち着ける為にサイモンに飲ませてしまうところから、サイモンの一日は狂うことになります(笑)
初めて親戚に会わせるのに、ドラッグで幻覚を見ているサイモンはものすごく挙動不審な変人で、庭の鶏のオブジェに話しかけたり、にやけながらフラフラ歩き回ります。
そして式の最中に、サイモンは、棺桶が動いてる!中に人がいる!と叫んで棺桶を開けてしまい、中から亡骸がこぼれ落ち会場は大パニックに。
ここからはお葬式なのに怒涛の不謹慎なハプニングが続きます。
テンポがいいです。
最後には騙されたかのように、なんだかいい話な感じにまとまっているので、さすがなコメディ映画です。
★★★★☆
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フィルムウィズミーインイット
2008年アイルランドのブラックコメディー映画。
売れない役者のマークは仕事がみつからず、彼女のサリーの稼ぎでなんとか生活をしていた。
サリーが家賃として渡したお金を他の支払いに使ってしまったマークは、家賃を滞納していたため、色々な修理が必要なことを大家に言えないでいた。
ついにマークに愛想を尽かしたサリーは、大家に部屋の修理を頼み部屋を出て行くことにする。
彼女に去られて落ち込むマークに、部屋で事故が次々とおこり、3人と犬一匹が死んでしまうという信じられない事態に陥る。
殺人犯として疑われるとパニックになったマークが起こした行動とは・・・
本当にありえないようにどんどん人が死んでいくのですが、パニックになるマークとかけつけた友人のピアスが極限の状態で起こす行動がコメディーになっています。
間違えればパニック映画や陳腐な話になりそうな内容ですが、最後のオチがみえるとにやりとさせられてしまう映画です。
映画の世界の中では、正に「事実は小説より寄なり」をいってますね。
★★★★☆
リストラ・マン
1999年のアメリカンコメディ映画。
大手のIT企業に努めるピーターは仕事にうんざりしていた。
通勤の交通渋滞にも無茶な要求をしてくる上司にも辟易していたところで、催眠療法のセッションに無理やり参加させられる。
そこでリラックスするよう催眠をかけられるが、その催眠を解く前に催眠療法士が急死してしまい、ピーターの催眠は解かれないままとなる。
ピーターは大規模なリストラがされるという話を聞くが、催眠により仕事をする気がなくなり無断欠勤をするようになる。
無断欠勤をする中、会社がよんだコンサルタントとの面談で、ピーターは仕事内容にモチベーションがわかない等ずけずけ言うのだが、コンサルタントはピーターに昇進させてやりがいのある仕事を与えるべきだと判断する。
逆に、真面目に働いてきた彼の同僚がリストラされると知ったピーターは、同僚に会社の扱う口座から資金を横領する話を持ちかける・・・
催眠にかかってからのピーターのやりたいことをやってしまうのは見ていてすっきりします。
普通の人はそうしたいと考えることはあっても、実行には移せませんからね。
同僚の1人は本当に無能な会社員なのですが、いろいろ廻り廻って幸せ?になるのも面白いところです。
ピーターが想いを寄せるウェイトレス役をジェニファーアニストンが演じているのですが、ちょっと変わったバカな女なのですよね。
おかしな言動のピーターのなぜ惚れるのか(笑)
上司や隣人なども濃いキャラクター達ばかりで、これぞアメリカのバカなコメディー映画という感じです。
★★★☆☆